創業の軌跡と私たちの想い


STORY
私たちのこれまでと、これから

01 はじまり →
02 ゼロからのスタート
03 「こもれび」という名前に込めた想い
04 私たちが大切にしていること
05  信頼の先に、成長がある
06 仕事も、家族も、趣味も全力で
07 これからの、こもれび

訪問看護ステーションこもれびは、代表の藍原 和樹と後迫 涼太が中心となって立ち上げました。

私たちは中学時代の同級生です。学生時代はそれぞれサッカーと野球に打ち込む日々を送り、高校卒業後は別々の看護学校へ進みました。

看護師になってからは急性期、回復期、慢性期など、それぞれ異なる領域で約10年間、病院に勤務しました。働く場所は違っても、共通の趣味であるサーフィンを通して交流は続いていました。

休みが合えば一緒に海へ行き、仕事のことやこれから先のことを話すこともありました。

その後、それぞれが訪問看護の仕事に携わることになります。

訪問看護は、利用者様のご自宅に伺い、病気や症状だけでなく、その方がこれまでどのように暮らし、これからどのように暮らしていきたいのかに向き合う仕事です。

病気や障害があっても自宅で暮らしたい方がいる。最期まで住み慣れた家で過ごしたい方がいる。そして、その生活をそばで支えるご家族がいる。

家族として、祖父母を自宅で看取った経験もあります。看護師として訪問看護に携わるなかで、在宅の魅力と必要性を強く感じるようになっていきました。

そうした経験を重ねる中、地元である千葉市で、

「自宅で過ごしたい人の気持ちを支えたい」

という2人の想いが重なり、2023年9月、
訪問看護ステーションこもれびを開設しました。

開設したからといって、すぐにご依頼をいただけるわけではありませんでした。

当時は地域とのつながりや実績もなく、「訪問看護ステーションこもれび」という名前を知っている方もほとんどいませんでした。
電話が一度も鳴らない日が続き、不安や焦りから2人で言い合いになることもありました。

それでも、私たちにできるのは、いただいた一件一件のご依頼に、きちんと向き合うことでした。

ご依頼をいただいたときには全力で訪問し、利用者様とご家族の話を丁寧に聞く。病気だけではなく、その方が大切にしてきたことや、これからどのように過ごしたいのかを知ろうとしました。

「この人のために、今できることは何だろう」

いつもそう考えながら、訪問を重ねました。

そうした関わりを続けるうちに、利用者様やご家族から信頼していただき、ケアマネジャーや医師から新たな方をご紹介いただく機会も少しずつ増えていきました。一件のご依頼が、次のご縁へとつながっていきました。

やがて電話が鳴る日も増え、「こもれびさんでよかった」「またこもれびさんにお願いしたい」と言っていただけるようになりました。

また、会社として先行きの見えない状況にもかかわらず、「こもれびの力になりたい」。その想いだけを胸に集まり、ともに歩んでくれる仲間にも恵まれました。その存在は、私たちにとって大きな支えとなりました。

振り返ってみても、何か特別なことをしてきたわけではありません。

目の前のご依頼と、その先にいる一人ひとりに向き合ってきました。その積み重ねが、今のこもれびをつくっているのだと思います。

「こもれび」という名前に込めた想い

「こもれび」という名前には、木々の間から差し込む温かな光のように、利用者様やご家族をそっと包み、安心を届けられる存在でありたいという想いを込めています。

そしてもう一つ、ある好きな曲の歌詞に出てくる「木漏れ日」という言葉に、すれ違うことがあっても、その光に照らされ、また2人で同じ方向を向いて歩んでいきたいという願いを重ねています。

会社を立ち上げる際、周囲から「共同経営はうまくいかない」「友人同士では難しい」と言われることもありました。

実際、私たち2人は性格も考え方も違います。これまでの長い付き合いのなかで、ぶつかったり、すれ違ったりしたこともありました。
それでも関係が途切れることはなく、今は同じ場所に立ち、ともに歩んでいます。

衝突やすれ違いがあっても、

「やがて木漏れ日が差すように、
また2人で歩んでいける」

そう信じて、このステーション名に希望を託しました。

「こもれび」という名前には、
利用者様やご家族を温かく包み、安心を届けたいという想いと同時に、私たち自身の歩みと希望が込められています。

私たちが大切にしていること
― 人が、人のために

私たちは、目の前の人にどのような気持ちで向き合い、どう行動するかを大切にしています。

看護師にとって、技術や知識、経験はもちろん欠かせません。ただ、その前に大切なのは、人として誠実であること。
そして、相手の立場に立ち、その人の気持ちや暮らしにまで想いを馳せることです。
看護を届けるうえで、そうした姿勢がすべての土台になると考えています。

訪問看護は、人と人との関わりによって成り立つ仕事です。

手から伝わる温もりや、相手を想う優しさ。
言葉にならない気持ちに寄り添うことや、そばにいるからこそ生まれる安心感。

どれも、人だからこそ届けられるものだと思います。

仲間が増えていくなかで、こうした看護をこれからも変わらず届けていくために、私たちは改めて「何のためにこの会社があるのか」「何を大切にし、どこを目指すのか」を考えてきました。

そのなかで、いつも中心にあったのが「自宅で過ごしたい気持ちを支える看護」です。これは、こもれびを立ち上げたきっかけであり、私たち2人の原点でもあります。

「自宅で過ごしたい」

その想いに、人の温もりで応えていく。

人が、人のためにできること。その一つひとつを、私たちはこれからも大切にしていきます。

信頼の先に、成長がある

利用者様へより良い看護を届け、スタッフの生活を守り、会社を続けていくためには、売上や成長も欠かせません。

ただ、そのために大切なものを犠牲にしてはいけないと考えています。

売上のために数字を優先する。人として、看護師として正しいと思えないことをする。スタッフや家族の生活を犠牲にして会社だけを大きくする。

私たちは、そんな会社にしたくありません。

利用者様やご家族により良い看護を届けることも、共に働く仲間を尊重し、支え合うことも、私たちにとって同じように大切です。日々の積み重ねがこもれびへの信頼となり、会社の成長にもつながると考えています。

創業からこれまで、一人ひとりに向き合うことが信頼につながることを、何度も実感してきました。

会社がどれだけ成長しても、この順番は変えません。

一人ひとりに誠実に向き合う姿勢の先に信頼がある。
その信頼の先に会社の成長がある。

それが、こもれびの看護と経営に対する考え方です。

利用者様の「叶えたい」と
仲間の「叶えたい」

私たちが支えたいのは、利用者様の「自宅で過ごしたい」という願いです。

同時に、こもれびで働く一人ひとりにも、仕事や暮らしのなかで実現したいことがあります。それも会社として大切にしたいと思っています。

訪問看護を学び専門性を深めたい人、資格取得や管理職を目指す人もいます。いつか自分のステーションを立ち上げたいという目標があるメンバーもいます。また、子育てをしながら働くことや、家族との時間、趣味を大事にしたいという思いもあります。

一人ひとりの希望や目標と、会社が目指す方向をすり合わせながら、「どうすれば実現できるのか」を一緒に考えていける会社でありたいと思っています。

仕事も、家族も、趣味も全力で

私たち2人は、学生時代からサーフィンを続けてきました。仕事に全力で向き合い、休みになれば海へ行く。海で過ごす時間が、また仕事を頑張るための原動力になることもありました。そして、海で交わした会話がこもれびの礎となったものもあります

こうした経験があるからこそ、仕事のために人生のすべてを犠牲にすることだけが「頑張ること」だとは思っていません。

仕事には責任を持って向き合う。その一方で、家族と過ごす時間や自分の好きなことも大事にする。私たちはどれかを諦めるのではなく、それぞれを大切にできる働き方を目指してきました。
そう考える背景には、先の見えない創業当初から支えてくれた家族の存在があります。今も、家族への感謝の気持ちは尽きません。

こもれびには私たちを含め、子育て中の看護師も多くいます。子どもの行事に参加したり、急な体調不良で休んだりするときは、「お互いさま」の気持ちで支え合っています。性別にかかわらず、家庭のことも大切にしながら働ける職場でありたいと思っています。

仕事も、家族も、趣味も全力で。

この言葉は、私たち自身が大切にしてきた生き方をそのまま表しています。

これからの、こもれび

医療や介護の支えを必要としながら、住み慣れた地域で暮らす方は、これからも増えていくと思います。一方で、その暮らしを支える人が足りないという現実もあります。

だからこそ、私たちが地域で果たす役割はこれからもっと大きくなると考えています。

私たちが目指しているのは、「地域で最も信頼される在宅ケアパートナー」です。

利用者様やご家族から「こもれびに来てもらってよかった」と思っていただく。

地域の医師やケアマネジャーから「何かあったらこもれびに相談しよう」と思っていただく。

そして仲間からは「こもれびで働いてよかった」と思ってもらう。

私たちには、まだまだ至らないところがあり、失敗することもあります。これから先も迷ったり、意見がぶつかったりすることがあると思います。

それでも、そのたびにきちんと話し合い、目の前の一人に向き合うという原点を忘れずにいたいと思っています。

想いをともにする仲間と

こもれびには、開設当初から今日まで、私たちと同じ気持ちで利用者様やご家族に向き合ってきた心強い仲間がいます。
うれしいことは一緒に喜び、つらいことや思うようにいかないことがあれば、そのたびにみんなで支え合いながら乗り越えてきました。
今では仲間も増え、より多くの利用者様やご家族に看護を届けられるようになり、こもれびとしてできることも少しずつ広がっています。

私たちはこれからも創業の原点を忘れず、同じ想いを持つ仲間とともに、誰もが住み慣れた場所で安心して暮らせるよう、一人ひとりの「自宅で過ごしたい」という気持ちを支えていきます。

代表取締役社長 藍原 和樹
取締役  後迫 涼太